鷹です。
公務員は安定しているとよく言われますが、はっきり言って嘘です。
なぜ嘘だと言えるのか、明確にお答えします。
公務員の「安定」とは何か?
公務員は安定していると言われますが、それは次のようなことを指しています。
雇用の安定性
公務員は雇用の安定性が高いと言えます。
法律によって守られており、解雇されるリスクは非常に低いです。
また、経済不況の影響を受けにくく、民間企業と比べてリストラされる可能性も低いです。
もちろん、勤務態度が著しく悪い場合や犯罪行為があった場合などは、分限免職や懲戒免職になる可能性はあります。
ただ、その条件も法令等で厳しく定められており、そう簡単に受ける処分ではありません。
収入の安定性
公務員の給与体系は次のとおり、安定しています。
- 毎月一定の収入が保証されている
- 年功序列制度により、長く勤めるほど給与が上がる傾向がある
- 世の中の経済状況に関わらず、一定の収入を得られる
福利厚生と社会的信用
公務員の福利厚生は手厚いことで知られています。
- 有給休暇が初年度から20日付与されるなど、休暇制度が充実している。
- 病気になった際の保障も充実している。
また、社会的信用度が高く、ローンを組みやすいなどの利点もあります。
公務員の「不安定」な側面
ちなみに、安定と言われている公務員にも不安定な側面はあります。
例えば、次のような点です。
「本当の安定」とは何か?
では、「本当の安定」とはなんでしょうか。
本当の安定とは、雇用の安定でも収入の安定でも、福利厚生や社会的信用でもありません。
組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを持っていること
組織に依存せずに収入を得ることができるスキルとは、例えば以下のようなスキルを指します。
組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを、組織を出て活かす勇気を持っていること
次に大事なことは、「組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを、組織を出て活かす勇気を持っていること」です。
組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを持っていても、組織の外に出る勇気を持てない人は、結局は、組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを持っていない人と同じです。
「本当の安定」を超える「真の安定」
本当の安定とは、
・組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを持っていること
・組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを、組織を出て活かす勇気を持っていること
と言いました。
しかし、VUCAと言われる現代において、自分が持っているスキルが、この先もずっと通用するスキルであるかどうかはわかりません。
状況に応じてアップデートする必要がありますし、そのタイミングは収入が落ち込むこともあります。
なので、このご時世に通用する真の安定とは、
組織に所属して収入を得ながら、組織に依存しない収入も得ること
と言えます。
サラリーマンと個人事業主の二刀流です。
「真の安定」を手に入れるには
「真の安定」を手に入れるには、組織に所属しながら副業や個人事業主として事業所得を得ることが重要です。
そしてそれは、公務員という身分を持ったままでは実現困難です。
公務員は、雇用の安定・収入の安定・福利厚生や社会的信用が得られる代わりに、「自由」が制限されています。
いろいろな制約がありますが、ここで触れるとしたら兼業の禁止です。
真の安定を手に入れるためには、組織に所属しながら事業所得を得ることが重要ですが、公務員ではそれができません。
つまり、真の安定を手に入れるためには公務員から離脱する必要があるのです。
まとめ:公務員は、「真の安定」からは程遠いところにいる
これまで触れてきたとおり、公務員には雇用の安定・収入の安定・福利厚生や社会的信用があります。
ただし、「本当の安定」はこれらではなく、
・組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを持っていること
・組織に依存せずに収入を得ることができるスキルを、組織を出て活かす勇気を持っていること
であり、「真の安定」を手に入れるためには、
・組織に所属して収入を得ながら、組織に依存しない収入も得ること
です。
そして「真の安定」は、公務員という身分を持ったままでは実現困難です。
公務員は「真の安定」からは程遠いところにいるのです。
「真の安定」がほしいなら民間企業へ転職し、副業等をすべきです。
「真の安定」ではなく、大きな努力は要せずに、ほどほどの生活を送りたいという人には公務員は最適かもしれません。
あなたはどちらですか?
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