鷹です。
30代後半で国家公務員(ノンキャリ)から転職しました。
自分の転職経験を基に、転職したい、今の仕事を辞めたいと考えている30代公務員のお悩み解決のお手伝いができればと思っています。
転職活動してみようかなと思ってるんだけど、まだ転職するって決めたわけじゃないから、職場の人に知られたくはないんだよね。
まだ転職するって決まったわけじゃないのに、転職活動していることは知られたくないよね。
でも転職活動する以上はどうしても可能性はゼロにはならないよ。
バレる可能性はある
国家公務員の転職活動は、低いですが職場にバレる可能性があります。
バレる可能性のある2つのルートについて解説します。
※ここでは、「自分で口外する」ような自責パターンは除外しています。
転職サイトでバレる
転職サイトに求人を掲載している国の行政機関は多数あります。
自分が勤務する省庁が求人を掲載している転職サイトにユーザー登録した場合、自分が転職活動をしている(転職サイトに登録している)事実がバレる可能性があります。
例えばビズリーチ。
ビズリーチはスカウト型転職サイトですので、例えばA省庁がビズリーチに求人を登録している場合、A省庁はビズリーチに登録している求職者(ユーザー)情報を閲覧することができます。
もしあなた(A省庁勤務)がビズリーチに登録していた場合、A省庁の人事担当者からあなたの情報を閲覧される可能性があります。
※企業側が閲覧できる求職者情報は、スカウトや応募を契機として直接やりとりが始まるまでは、氏名や連絡先などの個人情報は閲覧できないようになっています。
たとえ氏名が表示されなくても、職務経歴を丁寧に記載しているほど、どんな仕事をしてきたのか(=どの部署を経験してきたのか)がわかりますので、人事担当者としては概ね誰であるか特定することができます。
ええっ!転職サイトに登録していることが、勤務先にバレちゃうの…?
可能性はあるけど、バレることを防ぐ方法があるよ!
転職サイトでバレることを防ぎたい場合は、企業ブロック機能を使うことをおすすめします。
スカウト型転職サイトは、基本的に「企業ブロック機能」があります。ブロック登録した企業から自分の情報が閲覧できないように設定できる機能です。
自分が勤務している省庁を、この「企業ブロック機能」でブロック登録することで、自分の情報が閲覧されることを防ぐことができます。
職場の人事担当者からバレる
行政機関の人事担当者同士は、普段から人事調整でよくやり取りをしています。
そのため、例えばB省庁に在職中の職員が、C省庁の中途採用(選考採用)に応募した場合に、B省庁とC省庁の人事担当者間でその情報が共有される可能性があります。
情報共有されることが一般的ということではありませんが、可能性としてはあり得ますので、公務員から公務員へ転職する場合は、そういったリスクがあるという前提で応募することをおすすめします。
なお、転職サイトでバレる場合については、企業ブロック設定するという対策がありますが、こちらについては残念ながら対策方法はありません。
バレる可能性はあるが、その可能性は低い
リスクとしてバレる可能性について紹介しましたが、可能性は低いと考えて大丈夫です。
人事担当者はとても忙しいので、転職サイトに求人を掲載したら、応募を待つだけです。
登録している求職者を検索、閲覧する暇などないので、あなたが転職サイトで企業ブロック設定するのを忘れていたとしても、自分の情報が閲覧される可能性は低いです。
また、人事担当者間での情報共有も、可能性としては0ではありませんが、「やってはいけないこと」という認識を持っている方が一般的ですので、こちらも情報共有される可能性は低いと言えます。
転職活動していることが職場にバレると何が問題なのか?
転職活動していることが職場にバレる可能性について解説しましたが、そもそも職場にバレると何か問題があるのでしょうか。
再就職等規制に抵触している場合、処分の対象となる可能性がある
国家公務員には「再就職等規制」というものがあり、一部の求職活動(転職活動)には制限があります。
あなたが行っている転職活動がこの再就職等規制に抵触している場合は、処分の対象となる可能性があります。
ただし、そもそも再就職等規制に抵触するような転職活動はしてはいけませんので、職場にバレるかどうかにかかわらず、再就職等規制の範囲内で転職活動をしましょう。
再就職等規制については、こちらの記事で解説しています。
転職しない場合、現職で不利な扱いを受ける可能性がある
転職活動をしているということが職場にバレた場合、その職場での人事評価や昇任・昇格に不利な扱いを受ける可能性があります。
なぜ人事評価や昇任・昇格に不利な扱いを受ける可能性があるのでしょうか。
それは、人事評価等の権限を持っている上司や人事担当部署から見れば、この先もこの職場のために力を尽くしてくれるであろう職員と、もうこの職場から離れていこうとしている職員を比較したときに、やはり当然「この先もこの職場のために力を尽くしてくれるであろう職員」に良い評価をつけたり、昇任・昇格させたりしたいと考えるでしょう。
これは人事評価等に私情を挟んでいる…と思うかもしれませんが、組織として合理的な考え方です。
例えば、とある職員を昇任させてとあるポストに就かせたとしても、途中で辞められてしまうのであれば昇任させた意味がありません。
後任者を選び、引き継ぎを経て新しい人を後任者としてそのポストに就かせ、その人がまたそのポストに慣れて安定的に運用が回るようになるまでに、また新たな時間や事務量が生じてしまいます。
ただし、組織側も、とある職員が「転職活動をしている」という情報を把握しただけで、すぐさま上記のような不利益な取り扱いをするというものでもありません。
本当に転職するということが確定しているわけでもないなかで、単なる「転職活動をしている」という事実だけでそのような取り扱いをすることはなかなか難しいものです。
転職活動をしているという事実が職場にバレた場合に、上記のような影響が出る可能性があるということは知っておいて損はないでしょう。
まとめ
国家公務員の転職活動が職場にバレるかどうかについて解説しました。
このブログは、30代後半公務員からの転職応援サイトと謳っておきながら、転職活動におよび腰になるような解説ですみません。
このような記事を書いた理由は、「結局バレるの?バレないの?」って不安になりながら転職活動するよりも、はっきりと「バレる可能性はある」と認識して堂々と転職活動してほしいと思ったからです。
再就職等規制に抵触しなければ、そもそも転職活動をすることは自由です。
ですので、可能性の低いリスクに怯えて転職活動を控えるのではなく、堂々と転職活動していただきたいと思います。
★転職活動をしてみようかなと思った方!次の記事でおススメの転職サイトと転職エージェントを紹介しています。
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