あなたはいくつ当てはまる?YESなら転職のタイミング【8つの質問】

30代後半公務員の転職

鷹です。

30代後半でノンキャリ国家公務員(地方局)からノンキャリ国家公務員(本省)へ転職し、その後40代になって民間企業へ転職しました。

これらの問いの答えが「はい」なら転職のタイミング

今の仕事に対して何かしらの悩みを抱えている人は、この記事を読んでみてください。

Forbes JAPANに、2023年5月に掲載された面白い記事です。

「これらの問いの答えが『はい』なら転職のタイミング」

雇用市場が厳しくても、転職が必要なときもある。仕事で幸せになれるかは自分次第だ。どうすべきか迷っている人は、次の仕事が白紙の状態で辞表を提出する前に、以下の問いを自分に投げかけみてほしい。

この記事では8つの質問が掲載されており、これらの質問の回答が「はい」となるなら、それはもう転職のタイミングであるというものです。

この記事に掲載されている8つの質問は、次のとおりです。

これらの質問がYESなら転職のタイミング

・満足感がまるでない

・社内に自分の未来はないと感じる

・ワークライフバランスが取れていない

・有害な職場環境から抜け出せない

・努力が評価されていない

・インフレが経済的にストレスになっている

・企業文化に違和感や不満がある

・上司や経営陣を信用できない

興味深い質問ですよね!

私自身、やりたいことがあって転職はしたのですが、転職を決めたあとは「このまま国家公務員として働き続けるという選択もあったんじゃないかな」と不安になることもよくありました。

でもこの記事を読んで、「あ、私間違ってない」って確信できました。

公務員を辞めることに不安を感じている方は、ぜひ一度読んでいただきたい記事です。

これらの問いの答えが「はい」なら転職のタイミング 〜私の場合〜

満足感がまるでない

YES!

私は、国家公務員も世の中の流れに合わせた仕組みやツール、考え方を取り入れた方がいいと思っています。

国家公務員は国民全体の奉仕者なのですから、国民が置かれている環境を理解し、国家公務員自体も世の中の情勢に合わせて変化していかなければならないと、私は考えています。

そのために、私は普段から多くの本を読んだりNPO法人の活動に期間限定で参画してみたり、企業が開催しているワークショップに参加してみたりと、仕事では得られない知見を身につけて、それを仕事に還元できるよう試行錯誤していました。

対面をオンラインに変えること、エクセル管理されている大量のデータに対して、ユニーク番号を付番して一元管理すること(検索性を上げること)、ローコード・ノーコード開発でツールを作成すること…

いろいろ提案してみましたが、ほとんど受けれてもらえませんでした。

理由は、「今のままで困っていない」だそうです。

いやいや、効率化することで残業時間が減ったり、忙しくて手をつけられていなかったコアな業務に時間を充てることができたりするんですけど…。

こういう方たちには「今までのやり方が正しい」「新しいことに取り組むのはリスク」という考えが、根深くあります。

このような状況が続き、この組織で働き続けてもやりがいを感じて働き続けることは難しいと感じるようになりました。

社内に自分の未来はないと感じる

YES!

成長も学びも、新しいことへの挑戦もない。

そういう環境でいきいきと働くことはできますか?

上記「満足感がまるでない」でも記載しましたが、転職する直前の職場は、新しいこと、これまでやってこなかったことを提案すると否定されるような環境です。

チャレンジして失敗して次へ活かす。そういうことが一切ありません。

他部署へ異動することで解消する可能性はゼロではありませんでしたが、別の部署でも似たような話を耳にすることはありました。

なぜなら、そもそも組織の上層部が「そういう」考え方を持つ人たちでしたので、これはどこに行っても(レベルの差はあれど)そう変わらないだろうなと感じました。

ワークライフバランスが取れていない

YES!

これはもうね、ほんとそうでした。

大きな中央省庁と比較すると残業は少なく収まっていたと思いますが、それでも均すと月50時間程度でした。均して50時間なので、月によっては100時間に近い月もありました。

こういう残業を続けていると休日は寝るだけになってしまい、出かけるのが億劫になってなんにもできません。

毎日毎日仕事をするだけの日々。体は常にだるくて睡眠時間も不足する。

睡眠不足は頭が働かないだけでなく、うつ病などの精神疾患にもつながるそうです。また、特に40歳を超えての睡眠不足は認知症発症リスクが高まるという情報もあります。

お金はめちゃくちゃ大事ですが、それ以上に大事なのは健康ですよね。

こんなに馬車馬のように働き続け、残業代により莫大な貯金を得られたとしても、健康的な老後を迎えられなければ意味がありません。

これもまた異動で解消する可能性はゼロではありませんでしたが、解消したとしても一時的。

定期的に異動がありますので、結局はまた繁忙部署へ異動することが見えていたので、異動による解消を期待することには意味がないと考えました。

有害な職場環境から抜け出せない

YES!

有害な職場とは「ストレスが多く、コミュニケーションが不十分で、同僚や上司から敬意やサポートが得られない環境」だそうです。

これも当てはまりました。

私は当時の職場に、上司以外にも仕事のやり方、考え方が合わない同僚がいました。

人それぞれ積んできた経験が異なるので、考え方が異なるというのはよくあることです。

お互いに相手のやり方に理解を示しつつ、自分の意見も伝えて、お互い歩み寄る。

たまには決裂することもあるでしょうが、答えが出たあとはちゃんと納得して前に進む。

それが仕事のやり方だと私は思っています。

が、その同僚は、自分の考えが絶対であり、自分の考えるとおりに仕事を進めない人に対しては激しく攻撃してきました。

私は理由もなく引き下がるというのは嫌だったのではっきり意見を言っていたら、相手にとっては気に入らない存在だったのでしょう。

段々と、私の意見に対して、ではなく私自身を否定するような攻撃が始まりました。

でも上司は何もしませんでした。

上司は、裏では私に理解を示すような言葉をかけてくれましたが、表立っては何もせず、むしろその同僚の肩を持つような姿勢でした。

とういのも、その同僚は担当業務の経験が長く、上司はいつもその人に助けられていたという事情があったからです。

ギスギスした職場環境の中、特定の人から攻撃を受けている部下がいても、自己保身のために放置している上司。

周りの職員もその同僚のことを嫌っていましたが、表立って私の味方になってくれる人はいませんでした。

まさに、「ストレスが多く、コミュニケーションが不十分で、同僚や上司から敬意やサポートが得られない環境」でした。

努力が評価されていない

これは「△」ですね。

いわゆる人事評価では上位の評価をいただいていましたので、「評価されていない」…とまでは感じることはありませんでした。

ただこうなると、人事評価って一体何なんだろう?という疑問を感じずにはいられませんね。

普段は同僚から攻撃され、上司からのサポートも得られない。

人事評価でよい評価をつけることで罪滅ぼしでもしているつもりなのかと邪推してしまい、本来の自分の能力や実績が評価されているかどうか、素直に信用できなかったのは事実ですね。

インフレが経済的なストレスになっている

これは「✕」です。

上記のとおり激しく残業をしていたので、残業代がたくさん入り、収入には全く不満はありませんでした。

一方で、残業代で稼ぐという考え方は自分自身あまり好きではありません。

効率的に仕事を進めて、できるだけ残業を抑える。そうすれば国の予算も抑えられて、その方が国民にとってもいいはずです。

とはいえ重要な収入源でもあるため、複雑な心境ではありましたけどね。

企業文化に違和感や不満がある

YES!

企業文化というと、国家公務員そのものの体質と自分が所属している組織の体質の2つの側面があります。

まず国家公務員そのものの体質という点。

これはなんとも言い難いと考えています。国の機関の存在意義や目的は民間企業とは異なるので、民間企業と体質が異なること自体は当然と言えます。

よくいう「利益を求めない」という点。

公共サービスの中では、利益を求めては提供することが難しいサービスもありますので、たしかに「利益を求めない」という体質(というか性質)は悪いことではありません。

ただし、利益は求めないもののコストを抑えなければならないのは民間企業と同じです。

それが国家公務員として働いていると、コスト意識を持っている人はほとんどいない…というのは事実かなと思います。

次に自分が所属している組織の体質という点。

ここまでの記載ぶりで、みなさま薄々感じていると思いますが…。

民間企業へ転職する直前の省庁は、まあ褒められた文化ではなかったと思います。

違和感や不満しかなく、この環境で長く働き続けることは難しいと感じていました。

上司や経営陣を信用できない

YES!

ここまで記載してきたとおりです。

新しい意見は聞き入れてもらえない、困ったときに助けてもらえない、その状況を改善しようとしない。

そもそも信用できる要素がありませんでした。

まとめ:当てはまるなら職場と自分の価値観がズレているということ

これらの8つの質問に「YES」となるということは、それはつまり職場の価値観と自分の価値観がもはや一致していないということです。

自分と価値観が異なる組織では、どれだけ頑張っても報われませんし、事態が好転することもありません。

反対に、あなたの価値観にぴったり合う職場も必ずあるはずです。

それを見つけるのは簡単なことではありませんが、自ら探しに行かないと見つかるものも見つかりません。

転職活動だけでもやってみるのは、悪くない行動だと思います。

もしそれであなたの価値観に合う職場に出会えれば、そこで初めて実際に転職するかどうか検討してみればよいと思います。

価値観の合わない職場で働き続けても幸せになることはありません。

ぜひ、自分の価値観に合う職場探しをしてみてください!!

★転職活動をしてみようかなと思った方!次の記事でおススメの転職サイトと転職エージェントを紹介しています。

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30代後半公務員にオススメの転職エージェントを紹介しています。一番大事なのは、どのサービスかではなく誰か、です。いろんな転職エージェントと面談をし、自分に合った転職エージェントを見つけてください。

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