鷹です。
30代後半でノンキャリ国家公務員(地方局)からノンキャリ国家公務員(本省)へ転職しました。
その後40代になって民間企業へ転職しました。
いろんな経験、いろんな悩みを経て民間企業へ転職することを決断し、今は裁量があって自由な働き方をしています。
自分の転職経験を基に、転職したい、今の仕事を辞めたいと考えている公務員のお悩み解決のお手伝いができればと思っています。
やった!内定もらったよ!
・・・なのに今になって、本当に公務員辞めちゃっていいのか怖くなって。
転職する勇気が出ないんだ。
そうだよね。公務員を辞めるのって結構な勇気がいると思うよ。
長く務めた職場、しかもそれが公務員ともなると転職には勇気がいるものです。
転職活動中はどれだけ前向きだったとしても、いざ内定を得て転職が現実味を帯びてくると、急に不安に襲われることがあります。
大丈夫、落ち着いてください。
人は変化に弱い生き物なので、転職なんていう大きな変化を目の前にして不安を感じるのは当然のことです。
ここの記事では、転職する勇気が出ないときの考え方をお伝えします。
転職しなかった未来を考える
私が転職するとき、自分の背中を押してくれたのはこの考え方でした。
転職活動している最中は転職に前向きな気持ちで、「もう転職するしかない」「早く内定をもらって早く退職したい」そういう気持ちでいっぱいでした。
でもいざ内定をいただくと…
- 本当に転職してしまっていいんだろうか…
- 公務員を辞めて後悔しないだろうか…
今度はそういう気持ちでいっぱいになり、足がすくみました。
毎日毎日考え、あるときに「よし!転職する!」と覚悟が決まったと思ったら、次の日には「やっぱりどうしよう…」と気持ちが揺らいだり、本当に不安定でした。
でもそういうときに考えたことは、
ここで転職しなかったら、それは今の仕事を一生続けるということ。その覚悟はあるのか?
ということでした。
すると、この問いに対しては、「今の仕事を続けていくという気持はもはやない」とはっきりと答えが出ていました。
何度も気持ちはゆらぎましたし、何度も怖くてたまらないという気持ちに襲われました。その度に「じゃあ、今の仕事を続けていくの?」と自分に聞き、そうすると毎回「いや、それはもうない」という答えが出るということを繰り返していました。
もし、実は「今の仕事を続けてもいい」という気持ちがあった上で転職活動していたら、この問いに対して答えられないでしょう。
その場合は、まだ転職すべきではないと言えます(正確には、転職してもいいけど、転職後に想定外の悪い事態に出会ったとき、強く後悔する可能性がある)。
ギリギリまで「本当に転職してしまっていいのだろうか」という不安がなくなることはありませんでしたが、今の仕事を続けるという選択肢はない(=転職するしかない)ことは確実という状況だったので、それこそほんとに覚悟を決めて、職場の上司へ報告しました。
転職した今、結構辛いことキツいこと、やっぱりあります。
でも「じゃあ転職しないで、あの職場に残っておいた方がよかったか?」って考えると、やっぱり「それはない」とキッパリ言えます。
そう言えるのは、あのとき無理やり「転職するメリット」を並べ立てて、「どう考えても転職するほうがいいはず」と「合理的」に判断したのではなく、自分の心に問いかけて、自分の心に従って判断できたからだと思っています。
理屈ではなく感情の問題であることを理解する
いざ内定を得た段階で不安になるというのは、もはや理屈ではなく感情の問題である可能性が高いです。
だって、転職するつもりで転職活動していたときは、「転職しよう」と思ってたんですよね?
それが内定を得た段階で勇気が出ないのは、「転職することのメリットがなくなった」わけではなく「不安」という感情が湧き出てきたから。
不安という「感情」に対して「理屈」で自分を納得させようとすることはとても難しいです。
だから、「感情」に対しては「感情」で納得させる必要があります。
上記の「転職しなかった未来を考える」という方法は、一見「理屈」で自分を納得させる方法に見えますが、今思えば実は「感情」に対してのアプローチでした。
「今の仕事を続けることのメリット・デメリット」「転職することのメリット・デメリット」を比較しているわけではなく、単に「転職することが怖い」という不安と「今の仕事を続けていく気持ちがあるか?(=ない)」という感情とを比較しています。
なので、これは「感情」の問題であるということを明確に認識して、無理やり「理屈」で納得させようとしないことが大事です。
偉そうなことを言っていますが、私も今だから言えることだなと感じています。
当時の私も、不安で不安でたまりませんでした。新しいことにチャレンジしたい気持ちもありつつ、転職したらもっと悪い環境だったらどうしよう、嫌な人がいたらどうしよう、今よりつらい職場だったらどうしよう…。
考えれば考えるほど、悪いことしか思い浮かばない。
転職活動している最中はあんなに前向きだったのに、内定をもらい、いざ本当に転職ができるとなると悪いことばっかり考える。人間って本当に都合のいい生き物ですよね笑
おそらく長く公務員として努めた30代後半の方が転職する場合は、みんな同様の気持ちを抱えると思います。
転職を実現した人はみんなこの気持ちを乗り越えてきたんです。
だから、この記事を読んでくださっているあなたも、今おそらくそのような不安を抱えているのかもしれませんが、上記のような考え方を参考にして、不安を乗り越えていただきたいです。
まとめ
この記事では、いざ転職を目の前にして不安になり、公務員から転職する勇気が出ないときの考え方をご紹介しました。
公務員の方が転職するとき、ほんとにみんな不安を抱えて思い切って飛び込んでいると思います。
一つだけ言えることは、飛び込んでしまえばなんのことはない、ってことです。
転職する勇気が出ない…という人は、ぜひこの記事で紹介した考え方を試してみて、転職の海に飛び込んでみてください!必ず新しい世界が開けますよ。
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