日本人は意地悪?大阪大学社会経済研究所の衝撃の研究結果!

研究 30代後半公務員の転職

鷹です。

30代後半でノンキャリ国家公務員(地方局)からノンキャリ国家公務員(本省)へ転職しました。

その後40代になって民間企業へ転職しました。

いろんな経験、いろんな悩みを経て民間企業へ転職することを決断し、今は裁量があって自由な働き方をしています。

自分の転職経験を基に、転職したい、今の仕事を辞めたいと考えている公務員のお悩み解決のお手伝いができればと思っています。

日本人は意地悪?大阪大学社会経済研究所の研究

大阪大学社会経済研究所がおもしろい研究結果を発表しています。

日本人は、アメリカ人と比較すると顕著にスパイト行動(自分が損をしてでも相手の足を引っ張る行動)を取るというものです。

大阪大学社会経済研究所の研究結果について、わかりやすく解説します。

具体的な実験内容とその結果

実験の概要

この研究は、日本人と他国の人々(特にアメリカ人)の行動パターンを比較したものです。

研究者たちは「公共財ゲーム」という経済実験を用いて、人々の協力性や利他性を測定しました。

実験の内容

  1. 参加者は2人1組で実験に参加します。
  2. 各参加者には10ドルが与えられます。
  3. 参加者は0〜10ドルの範囲で任意の金額を投資できます。
  4. 2人の投資額の合計に1.5倍をかけた金額が、両者に均等に分配されます。

いくつか例を上げてみます。

例① 自分10ドル、相手10ドル出した場合
(10ドル+10ドル)×1.5=30ドル
手元に残る金額は、
自分:30ドル
相手:30ドル

例② 自分0ドル、相手10ドル出した場合
(0ドル+10ドル)×1.5=15ドル
手元に残る金額は、
自分:(最初に配られた10ドルと合わせて)25ドル
相手:(最初に配られた10ドルは出し切ってしまったので)15ドル

例③ 自分10ドル、相手0ドル出した場合
(10ドル+0ドル)×1.5=15ドル
手元に残る金額は、
自分:(最初に配られた10ドルは出し切ってしまったので)15ドル
相手:(最初に配られた10ドルと合わせて)25ドル

この例を見てわかるように、このゲームをプレイする場合、最終的に自分の手元に残る金額をできるだけ多くするためには、相手がいくら出そうが自分は10ドル出すことが最適な戦略となります。

しかし、この実験結果では、“あえて0~9ドルを選択する”被験者が観られたのです。

しかもそれは日本人に顕著でした。

この実験による主な発見

この実験により、以下のことが導き出されました。

  1. 日本人の「意地悪」傾向: 日本人参加者は、自分の利益を減らしてでも、相手の利益を減らそうとする。
  2. 協力よりも競争: アメリカ人参加者と比べて、日本人参加者はより競争的で、相手を出し抜こうとする。
  3. 足の引っ張り合い: 日本人参加者の間で、互いの成功を妨げようとする。

悲しいかな、この実験では日本人に上記のような特徴が見られたそうです。

大阪大学社会経済研究所の衝撃の研究結果から見えること

スパイト行動を取る傾向が日本人に多い理由として、日本人は「自分は自分、他人は他人」というように、自分と他人を切り離すことが苦手ということが考えられます。

相手が得をしようが損をしようが、自分が一番得をする方法を選択すればよいものの、それができない。

相手が得をするのが嫌だ、自分が多少損をしてでも相手が得する状況を阻止したいという感情がどうしても生まれてしまうのです。

まさに「出る杭は打たれる」。

海外には、これと同様の意味の言葉はないか、あっても強く言われることはないそうです。

つまり、日本人または日本には以下のような特徴があるということです。

  • 新しいアイデアや事業に対する批判的な態度
  • 成功者に対する嫉妬や批判
  • イノベーションの遅れ

これらがわかったところで、私たちはどうすべきなのでしょうか?

私たちができること

柔軟でいることを心がける

言葉でいうほど簡単ではありませんが、「柔軟でいること」。これが大事です。

「スパイト行動は日本人に特徴的」ということは、何か日本の文化や歴史が大きく影響していることが考えられます。

思い当たるのは「村八分」。

村の和を乱すような奴は徹底的に排除する。日本には昔からそういう社会構造がありました。

でも今は令和。

多様性がひろく謳われるこの現代で、「みんなと一緒」であることが最善の価値観ではありません。

「自分と違う」という事実はいつでも誰でも尊重されるべきものです。

あなた自身を尊重してもらうために、他人を尊重しましょう。

他人を尊重するためには、他人を受け入れる心、「柔軟でいること」がとても大切です。

環境を変える

自分自身が他人に意地悪しなくても、他人から意地悪を受けることがあるでしょう。

そういう人が多い環境からは、一刻も早く離れるべきです。

これもまた日本人にあるあるな発想ですが「石の上にも3年」とか「嫌なことから逃げると逃げ癖がつく」とか言う人がいいます。

人の足を引っ張る人に囲まれた環境で3年耐えることに何の意味があるのか?

嫌なことからは常に逃げるという姿勢の何が悪いのか?

ということ明確に説明してほしいものです。

3年頑張ればその後どんなことにも耐えられるようになる…と言いたいのかもしれませんが、それは言いたいことも言えず、嫌なことがあってもただじっと耐えるだけのおとなしい人間を育て上げるだけです。

そもそも嫌なことから逃げて何が悪いのか?嫌なことに立ち向かわなければならないときって一体どういうとき?

のびのびと自分らしくいられない環境からは、誰の言葉も気にする必要なく、さっさと立ち去りましょう。

出過ぎた杭になる

といっても、自分の意思や力ではどうしてもその環境から離れることができない場合もあるかもしれません。

また、信念を持ってその世界に身を置いている場合、志が達成されないままその場を去るという選択をしたくない人もいるでしょう。

その場合は「出過ぎた杭」になるのです。

「出る杭は打たれる」という言葉の揶揄として「出過ぎた杭は打たれない」という言葉を聞いたことはありませんか?

「足を引っ張るよりも、仲良くしたほうが得」と思わせるほど、自分を磨き上げ、特別な存在になれば打たれなくなるということです。

これはなかなかハードな道のりですが、どうしてもその環境から離れられないのなら、出過ぎた杭になるしかありません。

最初は辛くてもやり抜くことで、だんだんと味方ができ、あなたのほうが多数派となればしめたものです。

まとめ:あなたがすべきことは自分らしくいられる環境に身を置くこと

日本人は意地悪だ…ということがわかったところで、私たちはどうすべきなのでしょうか。

それは、自分が自分らしくいられる環境に身を置くことです。

自分らしくいられると心に余裕ができ、他人へ意地悪する気もなくなります。

意地悪してしまうのは自分自身が満たされていないからです。

私が2度目の転職をした理由のひとつとして、スパイト行動を取る人たちに囲まれ、このままでは自分がダメになってしまうと思ったからです。

転職した結果、周りにはスパイト行動を取るような人はおらず、心穏やかに過ごすことができています。

みなさんにはぜひ、自分らしくいられる環境を選んでほしいと思います。

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