※このサイトで紹介しているサービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
鷹です。
30代後半でノンキャリ国家公務員(地方局)からノンキャリ国家公務員(本省)へ転職し、その後40代になって民間企業へ転職しました。
世の中には非常にたくさんの転職支援サービスがありますが、この記事では、その中でも「転職エージェントサービス」についてどういうサービスなのか、どんな形態があるのか、そしてハイクラス転職を目指す方へおすすめできる具体的なサービスについてご紹介します。
転職エージェントとは
まずは転職エージェントのサービス形態について解説します。
転職エージェントとはどんなサービスなのか
転職エージェントは、サービスに登録することで、
- サービス利用者(求職者)一人につき専属のエージェント(担当者)がつく
- エージェントから様々なサービスを受けることができる(転職に関する相談、職務経歴書の添削、求職者に合った求人の紹介、転職市場の動向についての情報提供など)
- 応募以降のやりとり(応募、日程調整、結果連絡、内定通知等)は、すべてエージェント経由で行われる。
- 年収交渉もエージェントが代わりにやってくれる
- 非公開求人も多く扱っており、転職サイトでは見ることができない求人の閲覧・紹介を受けることができる。
というサービスで、求職者の転職活動を全面的にバックアップしてくれる存在です。
★転職サイトと転職エージェントの違いは、次の記事で解説しています。
転職エージェントを利用しなくても転職活動はできますが、非公開求人を扱っていたり転職市場に詳しいエージェントの力を使わない手はありません。
特にハイクラス転職を目指すのであれば、素人一人で活動するよりも優秀な転職エージェントを活用する方が圧倒的に有利です。
サービスの利用は基本的に無料なので、積極的に利用しましょう!
転職エージェントの形態
転職エージェントサービスを提供している企業はたくさんあり、多くの転職エージェントはそのいずれかの企業に所属しています。
そしてその企業ごとに転職エージェントの形態が異なります。
主に「両面型」と「分業型」の2つに分類されます。
ここは結構重要なポイントですので、それぞれの特徴とメリット・デメリットを詳しく説明します。
両面型(RA/CA一体型)
※RA=リクルーティングアドバイザー、CA=キャリアアドバイザー
1人のエージェントが企業(求人側)と求職者の両方を担当する形態です。
- 1人のエージェントが企業と求職者の間に立ち、直接マッチングを行う。
- 企業の採用ニーズを把握した上で、最適な求職者を紹介できる。
- 求職者の希望を企業に伝えやすく、交渉力が強い。
【メリット】
✅ マッチング精度が高い
→ 企業の文化や採用背景をよく理解しているため、求職者に最適な提案ができる。
✅ スピーディーな対応が可能
→ 企業と求職者の両方の状況を把握しているため、調整がスムーズ。
✅ 交渉力が高い
→ 企業の事情を理解しているため、求職者の希望条件を有利に交渉しやすい。
【デメリット】
❌ エージェントの負担が大きい
→ 企業側・求職者側の両方を担当するため、1人あたりの対応可能人数が限られる。
❌ 専門性が偏る可能性
→ 企業寄りの対応になったり、求職者寄りになったりと、バランスが難しい場合がある。
分業型(RA/CA分離型)
企業担当(RA)と求職者担当(CA)が分かれており、それぞれが専門的に対応する形態です。
- RAは企業との関係構築や求人獲得、採用ニーズのヒアリングを担当。
- CAは求職者とのカウンセリングや求人紹介、面接対策を担当。
- 求職者と企業の間には、社内で連携する形で情報が伝えられる。
【メリット】
✅ 専門性が高い
→ それぞれの担当が自分の役割に集中できるため、深い知識を持ちやすい。
✅ 対応人数を増やしやすい
→ 役割が分かれていることで、より多くの求職者・企業と対応できる。
✅ 求職者支援に特化できる
→ CAが求職者に特化しているため、丁寧なカウンセリングやサポートが可能。
【デメリット】
❌ 情報伝達のズレが生じる可能性
→ 企業と求職者の間で情報の伝え方にギャップが出ることがある。
❌ 交渉力が低くなることがある
→ CAは企業との直接的な交渉ができないため、RA経由での交渉になり、融通が効きにくい場合がある。
両面型と分業型、どちらが良い?
それぞれ特徴とメリデメが異なりますので、どういうサービスを希望しているか、どんな風に転職活動を進めたいかによって変わりますが、私のおすすめは、
断然両面型です!
なぜなら、自分と直接面談をして、自分の希望やスキル等諸々を把握している担当エージェントが、直接おすすめの企業を紹介してくれるからです。
そのエージェントが企業とも直接やり取りしているので、「企業の採用担当のAさんの感じだと、この人はマッチしそうだな」というように、客観的情報だけでなく主観・直感も働かせて企業を紹介してくれるからです。
実際に私がお世話になった両面型の転職エージェントさんからは、面接前に
- 面接官は〇〇さんで、この人が採用決定権を持っています。(だからこの人さえクリアすればOKですよ!)
- 〇〇さんはxxという性格の方なので、xxのような回答は避けたほうがいいと思います。
- 〇〇さんから聞いたのですが、募集要項ではこの程度しか書いていないけど、実際にはxxという事情もあるみたいですよ。
といった風に、かなり細かい内情まで教えていただけました。
なので、企業側が抱えている課題や要望も踏まえて「面接官対策」も含めた事前準備ができました。
分業型にもメリットはありますが、実際に転職エージェントサービスの企業内でRAとCAの連携がちゃんとできているのか疑問に感じることは多々あります。
みなさんも普段働いている中で、「AとBの部署で連携して対応しますので大丈夫です!」という説明をしているものの、実際にはAとBの連携はちゃんとできていない…なんてこと普通にありませんか?
RAとCAの連携が崩れたら、自分にマッチする求人と出会える可能性が低くなってしまいます。
ただ、分業型でもメリットはありますので、「使い分け」という観点では分業型の転職エージェントを利用することもおすすめです。
転職エージェントサービスはなぜ無料なの?
求職者からすると、転職エージェントの利用は基本的に無料です。
それは、転職エージェントは求人を募集している企業から報酬を得ているからです。
はっきり言いますが、転職エージェントからみた「お客様」は求人を募集している企業であり、求職者ではありません。
求職者のことも「お客様」と考えてサービスを提供している転職エージェントももちろんいると思いますが、お金をいただくのは企業からですので、企業寄りのサービスになりがちなのは致し方ありません。
そして企業が転職エージェントに報酬を払うタイミングは、その転職エージェントの仲介により求職者が入社したとき。
つまり、企業へ人を入社させる(転職させる)ことで報酬が入る仕組みとなっていますので、転職エージェントとしては、「できるだけ多くの人を転職させたい」というインセンティブが働き、結果として、求職者にとって本当にその転職がいいのかどうか…という観点はおざなりになることがあります。
私たち求職者側は、転職エージェントはそういう仕組みで成り立っているサービスだということを理解した上で、転職エージェントの言葉を受け止める必要があります。
転職エージェントは誰の味方?
転職エージェントサービスは上記のような仕組みで成り立っている以上、
- 「お客様」である企業の方ばかり見て、求職者は「商品」としてしか見てくれないのでは
- 「商品」として高額で売れる求職者ばかり優先されるのではないか
- 報酬を生み出さない「まだ転職するつもりがない」人は、相手にされないのでは
という疑問が湧きますよね。
それは半分正解で、半分間違いです。
転職エージェントにとって「お客様」である企業のことを最優先に考えるなら、結果的に求職者と真摯に向き合う必要があるからです。
そうしなければ、転職エージェントはお客様である企業が本当に欲している人材を見つけることはできません。
こういうことをちゃんとわかっている転職エージェントは、求職者に対してもきちんと向き合ってくれます。
ただ、結局は転職エージェントによる、としか言えません。
私自身、転職活動の中で本当に多くのエージェントさんとやり取りさせていただきました。
面談した結果、私のスキル・希望はそのエージェント(やエージェントサービス)の専門外であるとハッキリ言われたこともあれば(これはこれで私は助かりました。中途半端に支援されてもこちらも困るので)、私にとって一番いい形は何なのか(転職しないことも含めて)を一緒に考えてくれた方もいますし、はたまた、形式的な支援をするだけで、こちらの実情を理解しようとする姿勢が全く見えないエージェントもいました。
あなたと転職エージェントが合うかどうかは、本当に相性次第。
なので、できるだけいろんな転職エージェントと面談し、「この人なら信用できる」「この人にお願いしたい」という転職エージェントを見つけることが何よりも大事です。
ハイクラス転職を目指すあなたにオススメの転職エージェントサービス
転職エージェントと合うかどうかは相性次第と紹介しましたが、優良な転職エージェントが揃っているサービスがあるのも事実です。
ここでは、私が実際に利用して、非常によいと感じた転職エージェントサービスを紹介します。
KOTORA(コトラ)

KOTORA(コトラ)は、金融やコンサルのハイクラス、エグゼクティブ転職支援に強いエージェントです。
- ハイクラス求人に特化: 年収800万円以上の求人が豊富で、エグゼクティブ層や専門職の転職支援に強み。
- 専門性の高いコンサルタント: 金融、コンサルティング業界出身のコンサルタントが多く、業界知識や転職市場の動向に精通。
- 非公開求人の豊富さ: 独自のネットワークにより、一般には公開されない非公開求人を多数保有。
- 両面型コンサルティング: 一人のコンサルタントが企業と求職者の両方を担当するため、企業文化や求める人物像など、より深い情報に基づいたマッチングが期待。
- 手厚いサポート: キャリアカウンセリング、求人紹介、書類添削、面接対策、条件交渉など、転職活動全般にわたるサポートを提供。
- 迅速な対応: 連絡やレスポンスが早く、スムーズな転職活動をサポート。
- 丁寧な対応: 求職者の希望やキャリアプランを丁寧にヒアリングし、最適な求人を紹介。
- 高い交渉力: コンサルタントが企業との交渉を代行し、年収アップや条件交渉を有利に進めるサポート。
- 転職後のフォローアップ: 転職後3ヶ月以内に無料で相談できるアフターフォローサービスを提供。
- 公務員経験者の転職エージェントが所属: 近年では公務員から民間企業への転職支援にも力をいれている。
私がKOTORA(コトラ)にお世話になる経緯がちょっと特殊だったこともあり、私の担当エージェントは公務員経験者ではありませんでしたが、それでも十分満足する対応をしていただきました。
会話の端々から、エージェント同志で社内連携している様子が感じ取れたので、自分の担当が公務員経験者のエージェントでなくても不安を感じる要素は全くありませんでした。
私としては、面談した当初はまだ「転職しよう」という明確な意思はなく、なんとなく「今の私が希望している職種はあるかな」、「今の自分に市場価値はあるかな」という思いで転職活動をしていたのですが…、そういう私にとって、KOTORA(コトラ)のエージェントさんのレスポンスの速さが効いてきます。
面談後、私の希望職種に合う求人をすぐにいくつか提示してくれ、そして職務経歴書に対してもすぐにコメントをくれました。
公務員としての経験をどうアピールすればよいか、ということも一緒に考えてくださり、面談以降、間髪入れずにやりとりが進み、あれよあれよと求人へ応募。
時間を投下していくほど、だんだんと転職への意識が高まっていき、いつの間にか明確に「転職する!」という気持ちに変化していました。
そこからはもう、スピード感に拍車がかかってあっという間に内定にたどり着きました。
転職活動は、時間との勝負と言っても過言ではありません。特に現職の退職時期が限定されている場合(定期人事異動のタイミングに合わせて退職したいなど)、あまりのんびり転職活動をしている場合ではありません。
エージェントの対応がスピーディだったおかげで、希望の退職時期(を見据えた職場への申し出時期)に間に合う形で内定をいただくことができました。
もちろん速さだけでなく、質も満足です。
さすが両面型サービスなだけあって、企業側の担当者と直接話しているからこそ知り得るような細かい情報まで提供いただきました。
そのおかげで、内定後にその内定を受諾するかどうか悩んだときも、転職エージェントからの細かい情報が参考になり、内定受諾に至りました。(今の勤務先)
そして私は今の勤務先に非常に満足しています。
コトラへ登録するJACリクルートメント
JACリクルートメントは、管理職や、技術・専門職のハイクラス転職を手掛ける転職エージェントサービスです。
- ハイクラス・ミドルクラスに特化: 年収600万円以上の求人が豊富で、管理職、エグゼクティブ、専門職の転職支援に強み。
- 質の高いコンサルタント: 各業界や職種に精通した専門性の高いコンサルタントが、求職者のキャリアアップを支援。
- グローバルネットワーク: ロンドン発祥のグローバルネットワークを活かし、外資系企業や海外進出企業の求人を豊富に扱っています。アジア圏の転職にも強みあり。
- 非公開求人の多さ: Webサイトに公開されていない非公開求人を多数保有しており、質の高い求人に出会える可能性あり。
- 両面型コンサルティング: 一人のコンサルタントが企業と求職者の両方を担当するため、企業文化や求める人物像など、より深い情報に基づいたマッチングが期待。
- 丁寧なサポート: キャリアカウンセリング、求人紹介、書類添削、面接対策、条件交渉など、転職活動全般にわたる手厚いサポートを提供。特に、レジュメ添削や面接対策の質が高いと評判。
- 高い顧客満足度: オリコン顧客満足度調査ミドル・ハイクラス転職部門で6年連続No.1(2019~2024年)を獲得。
歴史も古く、「非常によい転職エージェントサービスである」という情報はいたるところで目にします。
私は転職前に利用していたこともありますが、転職後の今もたまに面談を受けさせていただいています。
最近も、転職したばかりなので「今すぐ転職」ということではなく、将来のキャリアプランを相談したいな〜と思って面談しました。
すると、最近の市場感や私自身の職種の将来的な展望にもコメントしてくれ、「今すぐ転職することはおすすめしません。今の会社に不満があるわけではないのなら、ここで経験を積んでいただくと市場価値が高まると思います」というアドバイスをくれました。
必ずしも転職を勧めてくるわけではないのです。
ハッキリ言って、ただ求職者と面談しただけでは転職エージェントには一銭も入りません。
それなのに利用者側にとって最適なアドバイスをくれる、そしてそれが「転職しない方がいい」ということなら、当然転職は勧めない。
非常に信頼できる転職エージェントだと感じます。
本当に転職を考えたとき、
- そういえばあのときは転職しない方がいいと言っていたけど、今ならどうだろう?
- あのエージェントさんなら、今の私に合う求人を紹介してくれる
そういう風に思えて、「次の転職はJACリクルートメントのエージェントさんに頼みたい!」そういう気持ちにさせてくれるエージェントです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1を謳う転職エージェントサービスです。
- 業界トップクラスの求人数: 国内最大級の求人数を誇り、幅広い業界・職種の求人を取り扱っている。大手企業から中小企業、ベンチャー企業まで、様々な規模の企業の求人あり。
- 豊富な実績とノウハウ: 長年の実績と蓄積されたノウハウがあり、転職成功事例も豊富。
- 全国対応: 全国に拠点があり、都市部だけでなく地方の求人も充実。
- 多様な求人タイプ: 正社員、契約社員、派遣社員など、様々な雇用形態の求人を取り扱っている。
- 専門分野に強いキャリアアドバイザー: 各業界や職種に精通したキャリアアドバイザーが、求職者の希望やスキルに合わせた求人を紹介し、転職活動をサポート。
- 充実したサポート体制: キャリアカウンセリング、求人紹介、書類添削、面接対策、条件交渉など、転職活動全般にわたる手厚いサポートを提供。
- オンラインサービスも充実: オンラインでの求人検索や応募、キャリアアドバイザーとのやり取りなどが可能。
- 非公開求人も多数: 一般には公開されない非公開求人も多数保有。
扱っている求人の多くが非公開求人で、業界最大級の約30万件(2023年3月時点)。
支援実績や求人数が多いエージェントサービスを利用する最大のメリットは、様々なノウハウを享受できることです。
サービス自体の規模が大きいと、所属しているエージェントが使える過去の実績、ノウハウなどが非常に多いため、求職者としても多くの情報が得られます。
私は一番最初に面談を実施した転職エージェントサービスはリクルートエージェントでした。
正直に言うと、その担当者とは個人的にあまり相性がよくなかったため、1〜2回やり取りしたのみで転職支援をお願いすることはありませんでした。
それでも、「リクルートエージェント」自体が転職支援実績が多く、いろんな企業に対する面接対策などの情報も多いという圧倒的有利なサービスであることには変わりありません。
基本的にどこの転職エージェントサービスでも担当者の変更は可能ですので、もし担当者と相性が悪ければ変更をお願いすればよいだけです。
幅広い業界に対する転職支援を実施しているため、転職初心者の方がとりあえず登録するサービスとしてはおすすめできます。
まとめ:自分に合った転職支援サービスを!
この記事では、転職エージェントについての解説や、私が利用した結果、オススメできる転職エージェントサービスを紹介しました。
30代後半から40代の方が転職するなら、ハイクラス転職支援サービスを利用すべきです。
ハイクラスがメインではない転職支援サービスを利用していると、提示される年収が低かったりして「自分ってこの程度の価値しかないんだ…」と悪い方向に勘違いしてしまう可能性があります。
30代後半〜40代なら自信を持ってハイクラス転職支援サービスを利用してください!
—————————————-
未来の自分に感謝される選択を。
それは、今日「行動すること」から始まります。
ほんの少しでも「やってみようかな」と思えたあなたは、すでに現状から抜け出そうとしています。
未来の自分を後悔させないために、まずは一歩、踏み出してみましょう。
★★★こちらの記事でおすすめの転職サイトも紹介しています!
コメント